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2008/09/02

パキスタンの民族衣装


地図は行った記憶のあるエリア
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別エントリでもちらりと書いたとおり、パキスタンにいる間じゅう、「郷に入れば郷に」路線でいた。

なワケで、服装もあちらのドゥパタ(頭から被ったり首~肩にかけるでかい布)にシャルワル・カミース(ダボダボの上下なパキスタン&北印度方面の民族衣装。ワタシは耳で覚えてたのでこう言ってたが、ネットで日本語表記だと「サルワル・カミーズ」が多いが、現地人の誰にも訂正されなかったのでこれで通すつもりw)でずっと通した。

在日パキスタン友達のやってた印度料理や手伝ったときに店用の制服的にもらってた2着くらいを日本から持参して、あとは4着くらい現地で購入して着まわし。

パキスタンといえども、行った当時でも既に「女性の社会進出云々」みたいな風潮は若干あったので、都市部でドゥパタを頭にかけてる人はほとんどいなかった。みんなスカーフ的に肩周りを覆う程度。ちゅうか頭にドゥパタなんてダワいわ、位の勢いだったんだと思う。

ところで旅の目的が知人の家巡り&日本からのエスコート役の知人の旧友訪ね動向(その人自身が久しぶりの帰国って事情もあったので)&ケコーン式出席+プチ観光(あくまでオマケ的)だったのだが、そのせいであまり観光メインでない、外国人がまだまだ珍しい場所に出入りしてるコトも多かったようだ。

あちらの国に日本のような遠慮的な奥ゆかしさなんてないので、珍しい外国人がいるともなると本気のガン見をする。その空間にいる10人でも20人でも30人のほぼ全員が一斉に振り返り、覗き込み、位置を変え、気の済むまでガン見する。

1週間くらいそれに耐えたものの、いい加減うんざりしたワタシはダサい子に思われてもいいから、と、ドゥパタを頭っから被ってみた。ダサいだけの現地の子には誰も目もくれないだろう、と思ったのだ。

頭から被る被り方はあっちこっちで教わってみるものの、ちょっと右を向くだけでツルリンと頭からドゥパタごとおっこちたりと決して得意ではないのだが、その日はあまり滑りのよくない綿素材オンリーのドゥパタなのでなんとか被って、外から見えるのは目の隙間と指先くらいのもの。これで心に平安が戻るだろう。

…と町に出る。エスコートしてくれてる知人が露天で飲み物を買ってる間、車内で数分待つ。明らかにガン見地獄からは抜け出せてる。ほっとする。…が、通り過ぎるおねぇさんたちをふと見ると、ガン見しないものの、ひそひそとこちらを振り返り振り返り通り過ぎてゆく。

被っても尚、何かが妙だったんだろう。被り方にもトレンドとかあったりするのか、裏表がヘンだったとか、前後ろがヘンだったとか、刺繍のある部分がどの位置に来るようにみたいな着付け的な何かだったのか、はたまた現地で買ったシャルワルカミース自体が TPO にそぐわないものだったのか、チュリア(腕輪)が妙だったのか、あちらの若いコ事情が全く見えないので結局なんなのかは解らずじまい。

綿のシンプルなのも買ったが、よくわからないけど綺麗な刺繍やミラー入りのステキ生地のヤツとか買った記憶がある。結構あちらでは値の張るレベルだったのかもしれない。暫く着まわしてからシンプル系多めにしといた方がよかった、と後悔した。

都市部でクリーニングに出せた間はなんとかなったものの、大田舎部の知人宅に暫く泊まった時にはタライに水でごーしごーし。色はマダラに落ちるわ、ドレープは伸びきるわ、飾りは剥げるわで泣けた。