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2011/06/11

東松照明「新宿騒乱」

東松照明「新宿騒乱」行ってきた。
名古屋の「全仕事」じゃないよ。
あーあっち行きたかった…。 図録ほしい…。こっちにも置いてあったけど。
なんだろな、同時期からの似た系統の写真家さんは多いけど、おいらは多分この人が一番好きなんだと思う。

「何が」ってのをもちっと上手に言語化出来るといいんだけど、なんというか、うん、美を感じる。美。
美がすごい。

なんなのかしらあの細部隅々にまで美が宿ってるのったら。シャッター切るのはどの作品だって等しく1回こっきりなのに。
もう意味わかんない。

あとは物語的な感じ、いやいや、詩的?うーん、物語かな…なんか違う。
語りかけるとかなんとかじゃない。
Emotionかしらね、多分。結構に生々しいヤツ。


上のいつもお得意のサムネイル纏めでもコントラスト高めの作品ばっかり多めに出てきちゃうんだけど、コントラストってか彩度ってか、それが淡い作品がまたとんでもなく好き。
あと、ほとんど白トビみたいな中に現れてる像も。

ああなんかね、どれみてもヒャーって感じ。

あ、ちなみに一番右下はアラーキーの作品。ぐぐる様、どうしてもあの辺一緒くたに出てきちゃってなぁ…。
や、アラーキーもすげえし大道さんも中平さんもすげえんだけど、なんか東松さんだけキャッチーな話題に出てくるコト少ない気がするのはおいらだけなのかしら。鈴木清もそう思った気がするが。
同じ土俵で語りたがるおいらがなんかおかしいのかな。

よくわからんが、きっと、すごい写真家さんはまだまだまだまだ、しかも騒がれ度の低いトコにももの凄くいるんだとか思うと鳥肌立つわ、いい意味でも悪い意味でも。

2011/01/09

マグナム・フォト東京支社創設20周年記念写真展 「50の情熱」:気になった写真家さんリスト

会期終了間際に知って慌てて行ってきた。

マグナム写真展どーん!というよりマグナム所属カメラマン一覧、的な風味で、作品も写真家1人につき各1点のみなので、評価以前だったり、別の作品まで好きかどうかなんとも言えないけど、それでもそのたった1点ずつの作品で多少なりとも心に引っかかった人リスト。

もちっと色々感じてたけど感想的なのはこの程度しかメモしてない。
他にも特筆?したいのはいくつかあった。

ハリーグリエールって人のが自分のテイストじゃないのになんとなく引っかかった。なるほど映像出身な人って感じ。そしてギルデンのロシアマフィアかこいい。 http://twitter.com/#!/qtbrowneyes/status/23626659529760768
ちょっとでも気になる人の名前控えてってたら結果的に半分はメモした格好。
http://twitter.com/#!/qtbrowneyes/status/23626969010671617

や、選んでるウチに入らない説もあるけどw

各人についてはそのうちぼちぼち調べるかもしれないし調べないかもしれないけど、取り敢えずMagnum(JP)のサイトの各人紹介ページへのリンクだけ突っ込んでおく。

正会員

寄稿家

アーカイブ

準会員

候補生

上のリスト作ってて面白かったのは、候補生だけはまだ名前だけで紹介ページは作ってもらえてないみたいで、個人サイトへのリンクがあるのみ。それがなんとTumblrだったw。
ポートフォリオ兼用?そういう訳ではないのかな?いずれにせよたんぶらユーザにマグナム候補生もいる時代なのですねぇ。りぶろぐしちゃいますよっ!

マグナムのメンバーの種別とそれらになってく過程みたいなのも展示会場で説明書きがあったけど、それぞれのステップ、時間も審査もしっかりある。意外な人がメンバーになって日が浅かったり、若く見えるのに古参メンバーだったり、きちんと個々人調べてないけど結構そういうのでへぇ、と思ったりもした。

2011/01/08

写真の作品としての最終形態

中平卓馬の写真展が今日(2011/01/08)から2箇所で同時開催開始、というコトで、ハシゴしちゃおうかとも思ったけど、軽く体調不良もあり、明日で会期を終えるマグナムと同じ銀座で開催している方のみ見に行ってきた。

両展覧会の感想系は書くとしても別途記事にて。
ということで、ここはそこからあれこれ派生して浮遊した厨二的思考をただまとめておくのみに留めます。

見終わってふらふら写真撮りながら東京駅に向かい、帰りの電車で(いつものようについったで)、ふと、

なんてコトをつぶやいていたところ、別会場の展示内容を教えてくれた人がいた。
その方の話も総合してみると、なんとなく、今日行った写真集の販売代理も兼ねてる銀座では今回発売される新刊本掲載の内容に忠実(点数多め、サイズも本と同一)、もう一方はよりぬき豪華版(点数少なめ、サイズ大きめ)という差別化なのかな。

…と、他会場の様子も知り、デカくした作品も見たいかな、どうかな、なんて思ってるウチに湧いてきた疑問のつぶやきが以下。

要するに、ヘタクソなりに撮ってる側として、もし作品毎に「これが最終形態、これが完成形」って意図しているものがあるのならそれを見てみたいなぁ、って単純に思っただけなんだけどね。
いや、なんだろ、写真集発売→関連展覧会な流れみたいだし、そもそもの最終形態自体がA4?
いやいや、それはそれでアリだと本気で思ってたりもするので、であれば拡大したものを見る必要はあるの?とかとかとか。

でもここで軽く我に立ち帰る。

まぁでも、ファインダー覗いたりシャッター押したりしてる時に明確にコレ!なんてないのかな、無意識にはあるかもしれないし、その無意識こそが最終形態を左右するとはしても、そのフェーズでは作品未満な訳だし。

それよりなにより「自分」のやり方に置き換えてどうなるものでもない。
「これを作品として完成させるに至る作者の思いが云々…」って語りは巷でもよく耳にするけど、実際に本人に聞いた話以外のオレオレ物差し範疇な推測って色々狭めて物語を都合よく完結させちゃう気がするのでしたくない。

とかとか、ついった上ではそのまんま尻切れだし、その後延々考え続けてた訳でもなく、ぼんやりと、「そんな疑問は多分作家次第」だろうし、「正解も模範解答もない」し、「キメる必要すらない」コトなんじゃなかろうか、と思ったりはしてるので厨二臭いわー、とか思いつつ、それでもなんとなくコレって墓に入る頃までには自分はこう思い至ったよ、こうやってたよ、ってのがあるといいなぁ、と思ったのでまとめるに至ってる次第。

なんだかペペッてコピペのみでさっくり済ませようとした割に書いちゃったな。もっと寡黙な人になりたいんだわ。 :-p

でもこういうのも面白いかも。同じ作家の同じ作品の見せ方比較みたいなおまけつき。
じゃなきゃ、今日みたいな疑問を言語化することなく過ぎてってたかも。

2010/12/10

鈴木清写真展「百の階梯、千の来歴」@東京国立近代美術館

機会があったら鈴木清見てみてください。どんな写真家って?これ系、とか説明しづらいので、と言われてぐぐるでさらっと作品眺めて(あまりヒットしないんだけど)、なんかかなりみるべき感も増したので見に行ってきた。
取り敢えず他の所蔵展も見れるというのではやる心を抑えつつ、その他の作品から順繰りに。

4~3階は近代日本の絵画の歴史、的な感じ。各階気になったのは以下。

4階:
佐伯祐三(絵画)
この人前もどっかで出くわして好きだなぁって思ったよ、確か。パリで描いたというぬこ沢山の大騒ぎのぬこらの描き方がかわいすぎないでとてもよい。

3階:
築地仁(写真)
  • 90年代ごろの作品
  • モノクロ
  • 全部縦位置
  • 縦位置写真ていつからどう思われてるんだろう。
  • 建物に映り込む影と行き交う被写体とのストーリーが絶妙。
  • あと電柱と飛行機かっこよすぎ。

2階:
お目当ての鈴木清
すごいなこのひと。観て以来まんまと心酔しとること厨二の如し。
なんというか、おいらが言語化できずに憧れてる撮り方ってこんななんじゃまいか、というエッセンスが凝縮されてた。
写真集何冊も出してるけどほとんど自費出版なんだって。おかげでAmazon探してもこの写真展のタイミングで出た復刻版以外出てこない訳だ…。
丁度ギャラリートークの時間に行き当たったので追随せずにぼんやり聞きながら見てたけど、おいらとの圧倒的な違いは、写真集や展覧会までも自らで作っていく、むしろそれが何よりしたいことだったのでは、くらい。
今のおれもそっちへのベクトルが必要なのかな。
あと、変わった焼き付けも結構やる人。
色々王道からずれて見えるけど、やっぱり基本の技術や知識ありき、なんだよね。
やー、展覧会お勧めされてよかった。
ちなみに、オペラシティのあの人、ここにもいるんだね。神出鬼没。
ここのあの人はさびしさはなさそう。ていうかこんなにくっついてると、かえって一人になりたくならないのかしら…。
鈴木 清¥ 5,040

あ、後日こんなサイトみつけた。後で読もう。
鈴木清(1943-2000)の作品を顧みるうえで、「書物」は重要なキーワードです。読書家であり、愛読書から得たインスピレーションをしばしば自らの写真の指針としたことだけでなく、編集やデザインの多くの部分も手がけた彼自身の8冊の写真集が、いずれも「書物」と呼ぶにふさわしいものだったからです。

そこで、「鈴木清写真展 百の階梯、千の来歴」では、開催に際し4人の作家の方々に小さなエッセイを寄せてもらいました。それぞれのエッセイがもつキーワードは、鈴木の作品のモティーフにもなった、同時代の社会や旅の時間、文学作品などです。テーマもタイプも異なるこれらのテキストは、いくつもの要素が交錯する鈴木の作品世界を読みとくヒントになることでしょう。
もいっこ、ご本人没後の写真展に際して奥様が書いた文章でこれまたほろりと…。
「オレ、オレでいつも自分のことばっかり……」ある時、私は彼に言い放ったことがあります。彼は私の勢いにも負けず真顔でこう言いました。

「自分が幸せでなくて、どうして人を幸せにできるんだ。みてみろよ、オレの写真展の会場を。みんなあんなに楽しんでいるんだよ…」

昨年 9 月、写真展の会場にいる私の胸の中に、彼のことばが何度もよみがえってきました。

鈴木 洋子
この台詞、まるで我が家の旦那タソではないですかね。モノ作る人はこれくらいじゃないとダメなんかなぁ。おいらにはこの善き意味での俺様思考が足りなすぎるんだなぁ。