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2019/05/22

コンゴ音楽を、全く興味もないけど聴いてみたいっていう人にいくつか紹介する時 / 90年代後期のGeneriqueベスト15~3gen/4gen考 / 新着MV(Ferreほか)

#justsaying

SNS、黎明期のユーザーの絶対数が少なかった時は広がりを感じたのに、人が溢れた今や、むしろ狭さを感じてしまう。言語・価値観・トレンド、全部狭まってしまった感。なんだろうね、この究極の矛盾。

コンゴ音楽を、全く興味もないけど聴いてみたいっていう人にいくつか紹介する時

大体、誰でも視聴可能なYouTubeで動画や音源を送りつけるんだけどさ、いつもものすっごく悩むんだよね。いや、今もまさにそう言われてぐるぐる聴いちゃってるところなんだけど。

そんなコトをおいらに頼む人は、一般的な音楽はそこそこ聴いてたり、興味はあるだろう。だけど、ピンポイントでコンゴになんて興味はないし、そもそも、おいらがこうやって真顔で選曲するほど大真面目に頼んですらいないと思う。なんなら詳細な回答なんて期待もしてない、社交辞令に毛が生えたような感覚かもしれない。

わかってるw わかってるけど、そんなコト言い出す人にはせっかくだから、その後の興味に繋がってくれたらいい、って思っちゃうじゃん?そんな確率自体が低いんだけどさ。で、悩みだすわけ。

まさにこれさ、こうやって「好き」のベクトルや深度に大きなズレがあるのを思い知らされるから、一般的に「音楽好き」を自称する人との会話を避けがちになる要因のひとつ。「音楽」って、主語デカすぎるって。

ボヤきはさておき。

まずはものすごく荒い、「興味を持ってもらえる選曲」の定義をはじめる。極端に一般から外れてコンゴならではな妙味が強すぎても、響かなかったり、早々にそっ閉じしたりしちゃうよなー、みたいな。

慎重に選曲したって、相性が悪かったりで「響かなかった」「ご縁がなかった」になるコトが大半なのもわかってる。それでも、あの時入り口が違ったら…みたいなコトも思っちゃうじゃん。

おいら自身が、一般的な曲を聴かなくなって相当長いので、一般の、そうだな、ニポンで一般的に「洋楽」と言われる欧米のMVまでは見る人の感覚がさっぱりわからない。

わからないものの、

  • 何かしらかっこいい
  • 早い段階である程度のキャッチーさがある
  • 長すぎない(👆のキャッチーさ次第では長くてもアリかな)

こんな感じで選ぶことになる。これだけなのに、この段階で相当数は除外はされてくんだけどね。除外対象に名曲も沢山含まれちゃうっていうw

残念ながら、大好きなのにファリたその動画も大半はここで除外されてしまい、紹介することはほとんどない。おいらにとってはこの沼に引きずり込んだ恩人でもあるけど、そうそう多くの人が、彼が初見で「堕ちる」とは、正直思えず。

コンゴらしさのある選曲か否か。これについては、コンゴ音楽って、ほっといてもいやが上にも「らしさ」が滲み出がちな傾向にある、という前提で、おいら自ら固執しないでもよい。多分勝手に溢れ出てる。

その溢れ出たものを相手はアフリカっぽい、とかそんな風に捉えるんだろうけど、恐らく大半の場面では、アフリカの音楽の細分化についてああだこうだ言う必要もない。まかり間違って、いつかそんなフェーズに至ってくれるとしても、それはまだまだ先の話。

あ、でも、「ワールド・ミュージック」界隈での評価がローカルよりも高そうなアーティストは避けるかな。おいらに尋ねてきてる人には、おいらじゃなきゃひっぱり出さないようなもので応えたいじゃない。

そんな大まかな前提を念頭に入れつつ、選曲を始める。

Generiqueとして挙げるのは、新し目ならFabroになることが多い。古めならWerraかな。まぁ、Generiqueはね、クソGeneriqueでない限りは、どれもこれもキャッチーなので、ぶっちゃけ選択に困らない。

Fabregas Le Métis Noir I " Ya Mado" Mascara - YouTube

という訳で、今回は(も)Fabro。

だけど、やっかいなコトに、普段「コンゴ音楽」って一括りにはしてるものの、実は曲によってものすごく違うわけで、そんな面も伝えたくなるからルンバものも紹介したくなるじゃん?

ルンバで新し目って言ったら、美声なFerre一択かな~と思いきや、ルンバつってもさ、出来れば、はじめルンバ、後半セベンな1曲におけるグラデーションも伝えたくなるわけ。だけど、特に最近のFerreのルンバ曲は最後まで一貫してルンバなんだよね。

声もおれ的にとてもよい(好き)と思えて、そのグラデーションを兼ね備えてて、興味のない人に最後まで飽きさせずに聴いてもらう、しかも、極力最近のもので紹介をしたい。だってコンディションの悪いMVとかライブ動画って、好きものじゃないと見続けないから。

LE KARMAPA "CALIGULA" Clip Officiel - YouTube

で、今回行き着いたのが、微妙に腑に落ちないながらにKarmapaさん。これは実際、マニアの前でおいらが流したら、半笑いで「カルマパすか…シブいすね」って言われたことのあるニッチセレクションなので、「代表的」コンゴ音楽か怪しい気もするけどw

特にこの曲は、いわゆるスタンダードなコンゴのルンバ始まりな感じは若干薄いものの、気持ちの良いゆっくりめスタートで後半どんどん変わってく、という流れは踏襲してるし、耳心地はよいので。

…と、どちらかというと、最近のものでの紹介に主眼を置いてはみたものの、今のこれらの色々が出てきた歴史的背景、みたいなのも、やっぱり伝えたくなっちゃうわけですよ。

どんだけ重厚なインストゥルメンタルで、声で、どんだけ美しいハーモニー作ってるレジェンドたちがいたか。

もうここはMVはない、ライブ動画はとてつもなく質の悪いものばかり、あっても長いしね。という訳で音源のみのものを探すわけだが、1曲の長さ自体も大抵やたら長い。

ホントなら10分越えの曲の、スローテンポな前半を辛抱強くじっくり聴いた挙げ句に出てくる後半のハーモニーの美しさを解って欲しい所だけど、それを興味の薄い人に求めるのは無理。

これは南亜細亜方面の音楽も同様なんだけどね。Qawwaliも印度古典も、ヌルいように思える前半10分20分のまったりがあっての後半のテンポageの妙味が待ってる訳で。

そうは言っても辛抱して聴き通せ、とは言えないので、極力前半からおいらの思う「こういう感じ重要!」のわかりよさそうな曲を探す。ムツカシイw

Tala Merci Bapesaka Na Mbwa - YouTube

ということで、今回はシマロさんのこちらに。シマロさんの曲のうちでも特に好きな曲のひとつではあるものの、微妙に腑には落ちきれてない。出来ればMaya 2か、Testament Ya Bowuleにしたかったんだけどね。

Maya 2は静止画サムネが今ひとつ(上述のとおり、音とは更々関係ないけど、興味ない人に見続けてもらいたいなら、やっぱりこれも重要ポイント)。

Testament~はアルバム音源だとギターのハーモニーの妙味は最後半にならないと感じられないであろう、と。ボーカルの妙味も、わからないであろう、と。数本立てのギターの指先もしっかり見られる、マニアなら喜んで眺めるライブ動画もあるんだけど、画質も音質もね…。

しかしコンゴのあの、声量頼みではなくて、わりと繊細メロディと繊細な歌唱法(?)とか、アレは初見では絶対解りきれないと思う。なんなら「この人歌、下手くそ?」とか、時には誤解されそう。

…って書きながらまさにTestament~聴いてるけど、いや、ホント、後半2~3分とかトリハダもんですよ。なんならそこだけ抜き取っての紹介だって出来ないわけじゃないけど、やっぱり1曲って1曲だと思うんだよね。映画のネタバレ部分集だけ見てたって、それぞれの作中の、そこに至る過程のモヤモヤなしじゃおもろないでしょ。

そんなこんなで、今回は3曲。都度曲は変わるけど、今思う最小構成かなー。もう絞りきれん。少し前までだったら、古き良きモノまで添えるコトはしなかったかもしれないけど、おいら自身が古き良きの良さも知ってしまったので、もうどうしようもない。

こういう質問と、それへの回答、相手によって&時期によって、微妙に紹介する内容に変遷あるし(今まで、シマロさんも紹介しようなんて思い至ったことなかった)、これからも覚えてたらこっちにもメモしよう。

ホントは誰かと「自分だったらアレも紹介するけどなー」とか話が出来たら最高なんだけど、叶わぬ夢…😂

Classement Hit des Génériques qui ont cartonnés de1995 a 1999

Classique Hit

あら、embed できない。Ndombolhinoさんトコの1995-99年のGeneriqueベスト15曲。

明確なようでフンワリしたコンゴ音楽各世代、90年代は大きな節目が93年ごろと97年ごろ(それぞれ1~2年くらいズレてるかも)にあって、その間は概ね 3rd genと4th gen移行期グラデーション、てイメージなんだけど、まさにそんな時代後半のベスト15。

そんなコトもあって、おいらの中で3rd genて思ってる人(曲じゃなくて)の曲が4th genて思ってる人(以下同文)の曲より後年だったり、新鮮なプチびっくりがあったり興味深い。

でもこうやってこのグラデーション後期の時代のヒット曲(?)を纏めて眺めてみたら、(ギリギリ)3rd genまでで築いた「ルンバロック」を4th genが一方的にぶっ壊してったって感じでもないよなぁ。3rd genも自ら迎合したようなGenerique出してるわけで。結局のところ、要は時代の流れだったんじゃないかな。

もしいくらかの新進気鋭な4th genが立役者となって注目浴びたって、時代がそれを許さなきゃソッチには流れなかったわけで、で、時代がそっちに流れちゃったんなら、3rd genも従来型にしがみついていなきゃいけない謂れもない。

まぁ、あくまで👆はGeneriqueのベスト15なので、ぜーんぶを見たら3rdはわりとしっかりしがみついてました、かもしれないし、やっぱりそうでもないかもしれない。でも個人的には、Generiqueベストにもそれぞれ浮上しては来てるくらいなので、やっぱりそうでもなかったんじゃないの、別にいいじゃんそれで。とは思うけど。

そんな変遷の背景をちまちま探ってくの自体もたのし。 なまじ、ようやくOld Is Goldにも開眼しつつあるので忙しいけど、引き続き古きも新しきも愛でてくわ。

こっから先は上に続けて感情にまかせて書きつけたけど、やや怒りぶちまけドリブンなので人様に読んでもらうものでは特にないけど、消さずに残しとこうかな、と。

いやね、3rd gen以前4th gen以降、の大きな変化に関しておいらが異様に拘るのは、3rd gen至高派の方に執拗に4th gen以降のアーティストやトレンドへのDisを理不尽に受け続けてキレたっていう私的な感情ドリブンな面が、ここ最近やや大きくなってるんだけどね。それだけじゃなくて純粋な関心もあるんだけどさ。

至高は結構だけど、その他disはやめようよね。黙って放っといてほしいのよね。こっちはそちらの至高たる3rd genについても否定するどころか、心から賛同してる。した上で4th gen以降も好んでるのに。これ以上何が欲しいんだ。4th gen以降が好きなヤツを駆逐したいのか?同意してほしいのか?共に4th gen以降はクソだと言ってほしいのか?それはおいらにとっては出来ない相談だわ。

この辺、宗教と戦争で例えたら、今現在「無宗教」教なニポン人には客観的にわかりやすいかな。それぞれ何信じてたって、他人の神様否定しあわなきゃ戦争も少なかったろうよ。神様やら教えやらの問題じゃなくて、信者たる人間のエゴ。

あああ、私念語りが過ぎる。だってさ、ひどくクドく何度も何度も何度も何度もdisられてたんだよ。Low temperだから5回やそこら言われたってそうそう怒らんぜ。10回は優に超えてる。都度、莫迦じゃなきゃわかる程度に穏やかに、色んな言い方で反論もし続けてた。そんだけやっても止まらんのだから、そうそう簡単に怒らんおいらだってキレるさ。いくら言っても言い足りないくらい腹立つわ。そんな阿呆は心底増えてほしくないのである。この話は今日は以上。

新着MVそのた

Ferre Gola - FAUTIF (Marc House) - YouTube

Ferreの新しいMV来てた~。アルバムで聴いてた時からわりと好きな曲なんだけど、曲はさておき、なんでFerreとMarc House、ヒゲがお揃いなの。双子かよ。

SOMEONE NEEDS TO TELL WAZEKWA THAT A DANCE SHOULD NOT BE TOO TECHNICAL - Congolese Music - Congo Vibes

ワゼクワさんのダンスいじられネタ。

Les meilleurs danseurs congolais - YouTube

微妙なセレクションだけど、4-5th genの各バンドのダンサーやメンバーのダンスまとめ動画あった。もう大半ソロになって活躍してるけど。下っ端時代のやせっぽちファリたそ、この頃からダンスは人より上手かったよねぇ。次の下っ端時代のFerreはFerreより親分Werraのアフロ姿にびっくりしちゃったわ。

Alan Brain – Filmmaker » The Rumba Kings

そういえば、このドキュメンタリどうなっちゃったの?って公式サイト眺めにいっちゃったけど、去年大々的に告知はされたものの、そもそもページ下の copyright 見たら2015年からプロジェクト走ってるのかな?

…てことは気長に待ったほうが吉…かね。

でも告知の頃より今のほうが2nd genあたりの良さとかひしひしと解るようになってきてるので、公開までに、もうちょっと解るようになってられたらいいかも。

L Rice x Defao - YouTube

曲名の情報もない😂 動画冒頭からすると Mes Larmes か。

L Rice 氏、知らんけど、ブラザコンゴ出身かな。Defao共々ケニア在住のような気がするけど、今のところ詳細情報に当たれず。

下手じゃないけど、なんとなくDefaoとピッタリこなくてとっ散らかり感。